北岳・間ノ岳・・・間ノ岳からの光景

大きな雲波から北岳山頂が顔を出す

台風5号の過ぎ去った好天を狙って3年ぶりの南アルプスへ。。山小屋泊にて北岳のリベンジと間ノ岳の初登頂を目指します(2017.08.09_10)。

北アルプスの2座を狙っていたが、この山域は台風5号の影響が残るようだ。好天が見込まれる南アルプスの北岳と間ノ岳の2座を目指す。北岳へは4年前に日帰りで登頂を果たすも山頂はガスっていた(リベンジ)。間ノ岳は未踏の百名山・・・63座目の登頂を狙う。

初日:大樺沢を登って北岳の山頂を踏んで北岳山荘泊
<ルートと実績 2017.08.09>
広河原IC(6:08)⇒白根御池小屋分岐(6:32)⇒大樺沢二俣(8:02-17)⇒八本歯ノコル(10:30-36)⇒吊尾根分岐(11:32)⇒北岳(12:00-50)⇒
吊尾根分岐(13:21)⇒休憩20分⇒北岳山荘(14:21)
1)歩行時間:8時間12分(休憩含む、比較的ゆっくりしたペース)
2)歩行距離:約8.4Km(AMBIT3 PEAKより)
3)累積プラス高度:約1750m(AMBIT3 PEAKより)
4)カメラ:K-1+DFA24-70mmF2.8、KP+DFA MACRO100mmF2.8
5)その他:単独

早朝4時過ぎに芦安市営第2駐車場に着けて始発の乗合タクシーに乗車。6時に広河原インフォメーションセンタ(IC)着。吊橋手前からは目指す北岳が良く見える。空には雲一つない。だが、台風が運んできた暖かい空気と大量の雨により北岳山頂付近には7時前から雲がかかり始める。
登山口より2時間ほどで大樺沢二俣着。ミヤマハナシノブ他お花が沢山咲き始めるが、沢は勾配を増し足取りが重くなる。何度も立ち止まり背後に聳える鳳凰三山を振り返り、登り切ると木段の連続、、これを越えると標高2900mオーバーの八本歯ノコル着。
北岳・・・雲一つない快晴です・・・が@広河原・吊橋手前
広河原の吊橋手前から見上げる北岳(写真上)。
タカネグンナイフウロクガイソウ
大樺沢二俣辺りから沢山のお花が咲き始める。
タカネグンナイフウロ(写真左上)、クガイソウ(写真右上)
ミヤマハナシノブミヤママンネングサ
ミヤマハナシノブ(写真左上)、ミヤママンネングサ(写真右上)
大樺沢上部より鳳凰三山を眺める
大樺沢の上部より振り返ると、登って来た沢の背後に鳳凰三山が聳える(写真上)。
八本歯ノコルへハシゴが連続する
八本歯ノコルへは急な木段が連続(写真上/下山時撮影)。

八本歯ノコルより、吊尾根と呼ばれる岩の尾根を経て北岳直下の主脈縦走路に出合う。3000m級の高地は足取りがとても重いが、今日は山小屋泊なので時間は十二分にあり急ぐ必要はない。登山道際に咲き競う高山植物を鑑賞し歩む。北岳山頂では50分粘ったが今回も展望は開けなかった。北岳を後に間ノ岳側に下って北岳山荘に宿泊。
岩場の吊尾根
八本歯ノコルより長い木段を越えると吊尾根と呼ばれる岩稜の斜面(写真上)。標高3000mを越え空気が薄いからか?脚がなかなか前に出ない。
タカネビランジイブキジャコウソウ
タカネビランジ(写真左上)、イブキジャコウソウ(写真右上)
タカネヒゴタイシコタンソウ
タカネヒゴタイ(写真左上)、シコタンソウ(写真右上)
タカネシオガマとシコタンハコベミヤマオダマキ
タカネシオガマとシコタンハコベ(写真左上)、ミヤマオダマキ(写真右上)
ハハコヨモギ、タカネツメクサ、イワツメクサ、イワオウギ、ウメバチソウ、チシマギキョウ、ミヤマコウゾリナ、コケモモ等々・・・花種豊富。
展望なし@北岳頭上は晴れるのですが・・・@北岳
広河原より6時間近くを要し北岳山頂に立つが残念、、50分粘るも展望はなかった。
タカネマンテマ
吊尾根分岐側に戻り始めると、初めて見るタカネマンテマ(写真上)。
北岳山荘の背後に間ノ岳
吊尾根手前から眼下の北岳山荘。背後には間ノ岳が聳える(写真上)。
北岳山荘着
北岳山荘着。台風5号通過直後なので混雑はなかった。布団は一人一枚、夕食は一巡目でほぼ完了していた。

二日目:間ノ岳登頂を果たしトラバース道経由で大樺沢から下る
<ルートと実績 2017.08.10>
北岳山荘(4:55)⇒間ノ岳(6:18-53)⇒北岳山荘(8:14-20)⇒巻道⇒巻道分岐(9:28)⇒八本歯ノコル(9:45)⇒大樺沢二俣(11:05)⇒白根御池小屋分岐⇒広河原IC(12:43)
1)歩行時間:7時間48分(休憩含む、比較的ゆっくりしたペース)
2)歩行距離:約13.2Km(AMBIT3 PEAKより)
3)累積プラス高度:約760m(AMBIT3 PEAKより)
4)カメラ:K-1+DFA24-70mmF2.8、KP+DFA MACRO100mmF2.8
5)その他:単独、百名山63座目(間ノ岳)

4時半からの朝食を摂り早々に出発する。山小屋の窓から東側を展望すると日の出前の雲海から富士山が良く見えたが、稜線に立つと西側からのひんやりした風が雲を運び頭上まで迫り北岳は全く覆われている。中白峰山の中腹で日の出を迎えるが、3000mの稜線は以降ガスに覆われた。
夜明け前の富士山@山荘の窓より
日の出前の雲海と富士山@北岳山荘の窓より
日が昇る・・・富士山と雲海
雲海から昇る太陽(写真上)。
富士山のクローズアップ
朝焼けと富士山(写真上)。
朝陽の左に八本歯ノ峰
中央左側のピークは八本歯ノ峰(写真上)。
振り返り北岳山荘@中白峰山付近
中白峰山付近まで登ると北岳山荘が良く見える。背後には北岳が聳えるはずだが雲に覆われている(写真上)

間ノ岳の山頂を踏んだ登山者が次々下りてくる。気温10℃、風速10mを越える展望の無い山頂は長居が出来ないのだろう。20名程の学生さんが直下を下ってくるのを待って、私も間ノ岳のピークに立った。ガスっているが頭上の雲は青みがかってきた。西寄りの強風を避けるように岩陰にかがみ5分程。。ガスが吹き払われて周囲の山々がベールを脱ぎ始めた!
仙丈ケ岳~甲斐駒~北岳~鳳凰三山
北岳は写真中央付近の大きな滝雲に覆われている。左奥に甲斐駒ケ岳、右側に鳳凰三山、左端には遥か穂高・槍(写真上)。
甲斐駒アップ
カッコよい山容の甲斐駒ケ岳、、右奥は蓼科山であろう(写真上)。
雲海と富士山・・・女性ハイカー何を思う
富士山も良く見えている(写真上)。
右に塩見岳、左手前は雲に隠れた農鳥岳
右には堂々とした山容の塩見岳、背後の悪沢岳・赤石岳等の名山は雲に隠れる。右手前には雲が払われ始めた農鳥岳・・・いつしか登頂したい山々が連なっている。
北岳山頂が雲から顔を出す
北岳山頂付近が顔を出す(写真上・・・間ノ岳山頂柱と北岳)。ほんの10分も満たなかっただろうが肩ノ小屋泊の人は展望が開けたであろう。
富士を仰ぐ登山者
富士山を仰ぐ登山者(写真上)。展望が開けて良かったですね。
農鳥岳と富士
農鳥岳と富士山(写真上)。農鳥岳も雲が払われた。農鳥岳への登り返しが大変そうだが次回は縦走したいものだ。
間ノ岳を下り始めると北岳は再び滝雲に飲みこまれる
間ノ岳山頂を下り始めると北岳は再び滝雲に飲み込まれた(写真上)。
タカネヤハズハハコ(ピンク)イワベンケイ
3000mの稜線にはタカネツメクサ、イブキジャコウソウ、ミヤママンネングサ、ハクサンイチゲ他沢山の種類のお花が咲いている。綺麗なお花を探しながらゆっくり下る。
タカネヤハズハハコ(写真左上)、イワベンケイ(写真右上)。
一瞬、ガスが切れて・・・間ノ岳
中白峰山辺りまで下ってくると背後のガスが一瞬切れて間ノ岳が良く見えた(写真上)、こちらは山頂付近をズーム。以降、間ノ岳の山容を見ることは無かった。

8時過ぎにガスった北岳山荘まで戻る。稜線にガスがかからなければ北岳を越えて下山の予定だったが、その気配は全くないのでトラバス道から八本歯ノコル経由で大樺沢を下ることにした。
少々悔いが残ったが、この選択は正解であった。トラバース道はお花沢山、ライチョウにも出逢えた。大樺沢では沢山の登山者が登って来た。明日は山の日・・・山荘は混むことだろう。最後までお花を探しながらゆっくりと広河原へ向かった。
ミヤマキンポウゲチングルマ
ミヤマキンポウゲ(写真左上)、チングルマ(写真右上)
ハクサンイチゲヨツバシオガマ
ハクサンイチゲ(写真左上)、ヨツバシオガマ(写真右上)
コイワカガミとアオノツガザクラタカネナデシコ
アオノツガザクラとコイワカガミ(写真左上)、タカネナデシコ(写真右上)
ライチョウ~
ライチョウ見つけた!!(写真上)
タカネコウリンカキタダケトリカブトとミネウスユキソウ
タカネコウリンカ(写真左上)、ミネウスユキソウとキタダケトリカブト(写真右上)
テガタチドリ?ハクサンフウロ
デガタチドリ?(写真左上)、ハクサンフウロ(写真右上)。
その他にも・・・タカネニガナ、オンタデ、キンロバイ、アカイシミヤマクワガタ、イブキトラノオ、ミソガワソウ、タカネヤハズハハコ、コバノコゴメグサ、タカネイブキボウフウ・・・等々・
ハシゴのトラバース道この梯子を下れば八本歯ノコル
トラバース道終盤は木橋の道(写真左上)、この急階段を下れば八本歯ノコル(写真右上)
大樺沢上段
木段で大樺沢へ下りると沢山の登山者が登ってくる(写真上)。雪渓横断は数メートルのみだが、石や岩を落とさないように・・・
シナノオトギリヤマハハコ
シナノオトギリ?イワオトギリ?(写真左上)。ヤマハハコ(写真右上)
センジュガンピシナノキンバイ
センジュガンピ(写真左上)、シナノキンバイ(写真右上)
マルバダケブキタマガワホトトギス
マルバダケブキ(写真左上)、タマガワホトトギス(写真右上)。
その他に、、、ホタルブクロ、ハンゴンソウ、キオン、アキノキリンソウ、ツリフネソウ、シモツケソウ等々。。

台風一過の快晴を狙っての山行・・・思った通りには運ばなかったが間ノ岳では展望が開けて幸運だった。お花の種類は思った通り多く、タカネマンテマにも出逢えた。北岳のリベンジはならなかったが北岳へは再び登ると言うことなのだろう。

今回歩いたルート(gpx)を地図に描きました(地図の右上端クリックで拡大できます)。

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