念願の谷川連峰主脈縦走

谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳@オジカ沢ノ頭
今週末の土曜日はピンポイントで晴天のようだ。念願の谷川主脈縦走のチャンスが巡って来た(2017.06.17)。

<ルートと実績>
慰霊碑駐車場(3:35)⇒西黒尾根登山口(3:54)⇒ラクダの背(5:37)⇒肩ノ小屋(6:59)⇒トマの耳(7:05-17)⇒肩ノ小屋(7:21)⇒中ゴー尾根分岐(7:39)⇒オジカ沢ノ頭・避難小屋(8:19-27)⇒小障子ノ頭(8:54)⇒大障子避難小屋(9:08)⇒大障子ノ頭(9:30)⇒万太郎山(10:20-37)⇒越路避難小屋(11:08)⇒毛渡乗越(11:17)⇒エビス大黒ノ頭(12:29-44)⇒エビス大黒避難小屋(13:01)⇒仙ノ倉山(13:40-44)⇒休憩11分⇒平標山(14:39)⇒松手山(15:30-36)⇒松手山側登山口(16:29)⇒平標山登山口駐車場(16:32)
1)歩行時間:12時間57分(休憩含む)
2)歩行距離:約23.6Km(fenix5より)
3)累積プラス高度:約2750m(fenix5より)
4)(私の)平均心拍数142bpm
5)カメラ:K-1+DFA24-70mmF2.8、KP+DA 55-300mm F4.5-6.3 ED PLM
5)同伴者:Tomさん

今シーズンの目標に谷川岳主脈縦走がある。CTは私が一日に歩ける限界に近く、撮影や車の回収可能なバス時間を考慮するとハードルが更に高い。土合橋付近に前泊も想定し計画を練っていると山歩き仲間のTomさんも一緒に歩くこととなり、平標側に車を1台置き、西黒尾根登山口6月17日4時発の登山を計画、、当日を迎えた。

西黒尾根登山口3時53分発朝陽あたる西黒尾根とトマの耳
慰霊碑駐車場に車を着けて西黒尾根登山口3時53分、、山中に入る(写真左上)。鉄塔を越えてひと登りすると前方の視界が僅かに開け西黒尾根からトマの耳が真っ赤に見えた(写真右上)。更に35分程斜面を登り5時10分樹林帯を抜け天神平の風景が広がる

二つ目の岩場を登る一つ目の鎖場を越えて尾根の末端に立つと谷川岳や朝日岳の展望が大きく開ける。そして二つ目の鎖場を登る(写真上)。私もつづく昨年は岩壁に絶品のユキワリソウが咲いていたが今年は既に傷んでいる。

キバナノイカリソウユキワリソウ
だが、鎖場を越えて歩くとキバナノイカリソウ(写真左上)、ウライジオヨウラクマルバヘビノボラスそしてユキワリソウ(写真右上)。。期待を裏切らない。

ラクダの背より谷川岳を仰ぐ
登山口より1時間43分でラクダの背に着き西黒尾根と谷川岳を仰ぐ(写真上)。天気よく虜になりそうな光景だ。

斜面に咲くホソバヒナウスユキソウとユキワリソウ岩壁に咲くハクサンイチゲ
ガレ沢のコルに一旦下って西黒尾根の険しい岩尾根を登る。急登で苦しいがホソバヒナウスユキソウ(写真左上)やハクサンイチゲ(写真右上)が咲き始め、これらのお花を眺めながら、そしてTomさんを追っかけながら写真を撮る。過ぎる時間が短く感じる。

登って来た尾根と雲海越しの山々@氷河期跡一枚岩
氷河期跡の一枚岩に達する。この辺りに大気の境目があるのだろうか?うっすらとした雲海から尾瀬日光方面の山々が顔をだす(写真上)。先に登っていったTomさんはここに座って待っていた。洒落たポースをすかさずおさめる。

雪渓を横断雪渓より肩ノ小屋へ
ザンゲ岩を越えて高度を上げると朝日岳の左側の巻機、越後駒、中ノ岳が良く見えてきた。稜線から雪渓を横断(写真左上)。西側の視界が広がり肩ノ小屋へ(写真右上)・・眩しいケルンを見上げる、、トマの耳は目前だ。

富士山~苗場山@トマの耳登山口より3時間10分程でトマの耳に辿り着く。西側には主脈の山々・・・背後には富士、秩父、南アルプス、八ヶ岳、信越そして白馬三山まで展望が広がる(写真上)。
縦走路の山々と白馬三山
富士と秩父山塊
南アルプスと八ヶ岳連峰

オキの耳・一ノ倉岳・茂倉岳・朝日岳と越後の山々@トマの耳
オキの耳・一ノ倉岳・茂倉岳の右奥には越後の山々と朝日岳が連なる(写真上)。東にカメラを構えると・・・平ヶ岳、尾瀬や日光の山々が淡い雲海から顔を出している
この景色をもう少し楽しみたいが、今日は長丁場。7時17分トマの耳を後に主脈縦走路に向かう。

朝露のユキワリソウ生きいきハクサンイチゲ
ヒメイワカガミミツバオウレン
アカモノアズマシャクナゲ
肩ノ小屋から縦走路に下ると、お花が一気に増える。朝露に濡れて朝日に輝くお花は何とも愛らしい。腰を落としては息を潜めシャッタを切る・・・この行為が三桁にもなれば体力もそれなりに必要になる。

オジカ沢ノ頭への鎖場
オジカ沢ノ頭に登っていくとナイフのような痩せた岩尾根になる。最後は南斜面をトラバース気味に進み短い鎖で登る(写真上)。

オジカ沢ノ頭
肩ノ小屋より1時間近く要し、オジカ沢ノ頭に辿り着く(写真上)。視界は引き続き素晴らしく、谷川岳~茂倉岳、これから向かう万太郎山方面を眺めながら一息つく。
主脈は初めてなので見るものすべてが新鮮だ。8時27分、、オジカ沢避難小屋から小障子ノ頭へ下り始める。

俎岩~万太郎山@小障子ノ頭へ下る稜線より
稜線を下っていくと俎岩や万太郎山が聳える雄大な光景となる(写真上)。笹路にはコバイケイソウタテヤマリンドウ、マイズルソウが咲いている。
ここまで視界良好であったが、小障子ノ頭に辿り着くと目指す万太郎山はガスに遮られ、オジカ沢ノ頭側にもガスがかかり始めた。どうやらガスの通り道に突入したようだ。

おっとチングルマもあります大障子避難小屋が見える
笹の稜線はガスに覆われたが足元にはハクサンイチゲが沢山咲きハクサンコザクラやチングルマもチラホラ(写真左上)、、、視界が良ければ更に素晴らしいことでしょう。一旦下った先に大障子小屋が見える(写真右上)。
視界の無い大障子ノ頭を素通りして下っていくと道が少し崩落気味である。次のピークは万太郎山だろうが展望がないので長く感じる。左手に大きな雪渓が見え隠れ万太郎山の山腹なのだろうか?シラネアオイツガザクラ・・・我慢の登りが続く。

展望の無い万太郎山まで辿り着く東俣ノ頭手前で下ります
オジカ沢ノ頭より2時間をも要して何とか万太郎山に辿り着く(写真左上)。視界は無いが頭上から薄日が注ぎ蒸し暑い。ザックを下ろして食物を口にするが中々喉を通らない。Tomさんも大分疲れた様で腰を下ろしている。万太郎山からの大展望は不発に終わって残念でした。20分弱休憩して山頂を後にする。
一旦下って、アズマシャクナゲ茂る痩せた岩稜を行く。その先はハクサンイチゲの稜線である。そして、、稜線の先に見える東俣ノ頭手前で右に下る(写真右上)。越路避難小屋手前まで下っていくとガスが吹き払われてきた。仙ノ倉山の山頂が何とも高い!期待が膨らむ。

ガスが払われて、、エビス大黒と仙ノ倉山を眺めながら毛渡乗越へ下る
ガスは生き物のように流れて吹き払われていく。エビス大黒ノ頭を従えるように仙ノ倉山が大きく聳える(写真上)。平標山から眺める山容に比べて、はるかに雄大だ谷川最高峰の仙ノ倉山。

見上げるエビス大黒ノ頭と仙ノ倉山万太郎山から標高を400m近く落として毛渡乗越に下る。相変わらずお花は綺麗にさいている(イワカガミハクサンコザクラアカモノ・・・)が、私の脚は10歩も登ると息が上がって進まなくなる。何とか標高を100m程稼ぐと頭上にエビス大黒と仙ノ倉が立ちはだかっている。正念場。

デッカイなあ万太郎
立ち止まってばかりでは先に進まない。遅くても良いから脚を前に進める。カメラが重くチェストバックから取り出しに苦労する。最近買った心拍計を見ると160から170bmpをウロウロしている・・・来年は還暦だから心拍が高すぎないか??。
しばらく我慢して登って来た道を振り返ると万太郎山のガスが晴れて来た(写真上)。大分登って来た。エビス大黒ノ頭へはもうひと頑張り。

巻機山、中ノ岳、平ヶ岳@エビス大黒ノ頭
12時29分、、エビス大黒に辛くも辿り着く。毛渡乗越からの登りに70分程かかったが疲れ切った脚でも登り続ければ辿り着ける・・・この頂に立ち実感した。Tomさんが少し遅れて登って来た。私の遅いペースに合わせてくれたので少しだけ疲れが出たのかな。15分程休憩を取り最高峰の仙ノ倉山へ向かう。

歩いてきた稜線の山々@仙ノ倉山登攀途中
エビス大黒から先は先週歩いた道だ。山肌の雪渓は小さくなったがハクサンイチゲは変わらず見頃。エビス大黒避難小屋から最後の急勾配を登っていくと涼しい風が吹き振り返ると歩いてきた山々が見渡せた(写真上)。
そして、13時40分、谷川最高峰の仙ノ倉山に辿り着く。山頂の賑わいに混ざって・・・シャッタを切る(Tomさん)。朝の谷川岳の様にはいかないが仙ノ倉山からの展望は良くきいている。谷川岳・万太郎山越後の山を眺めながら一息つく。

最後のピーク、、平標山へ向かいましょ
最後のピーク・・・平標山へ向かいましょ。。

カッコよいね~エビス大黒ノ頭
カッコよいね~エビス大黒ノ頭。先ほどまで、あそこにいた。

ハクサンコザクラ、ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲ
平標山を眺めながらお花畑へ向かいます。お花畑はハクサンコザクラ・ミヤマキンバイ・ハクサンイチゲで花盛りです。時間は気にしないのでベンチに座って更に一息。。爽やかな風に揺られるお花の風景を眺めます(写真上)。

最後にピーク平標山へ
14時39分、、お花畑より登り返して最後のピーク・・・平標山に辿り着く(写真上)。静かで落ち着いた山頂であった。最後に東の山々を眺めて松手山経由で下山の途に着いた。

後は黙々と2時間弱下って平標山登山口に下山したが、お花はまだまだ楽しめた。稜線に咲くハクサンイチゲムラサキヤシオタニウツギヤマツツジクルバマソウ・・・
総時間は辛うじて12時間台だった。万太郎山とエビス大黒ノ頭への登攀は難儀したので、もっと時間を要したと感じた。
万太郎山でガスってしまったが天気、お花とも良く、念願の谷川主脈を完歩でき抜群の達成感であった。Tomさん。。。同行していただきありがとう。
そして、山の大先輩・赤城さん・・・貴重なアドバイスをいただきまして、ありがとうございました。

今回歩いたルート(gpx)を地図に描きました(地図の右上端クリックで拡大できます)。

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