槍ヶ岳・・・念願の初登頂

槍ヶ岳と東鎌尾根、常念山脈@飛騨乗越8月は中旬以降、天候が安定せず山行は低調であったが、最後の最後にチャンスが訪れた。槍ヶ岳初登頂を目指すことにする(2016.08.31)。

<ルートと実績>
新穂高第3駐車場(5:23)⇒新穂高センター(5:35-39)⇒穂高平小屋(6:39)⇒奥穂高岳登山口(7:18-19)⇒滝谷出合(08:31)⇒槍平小屋(09:28-34)⇒千丈沢乗越分岐(11:30-49)⇒槍ヶ岳山荘(13:34)・・・穂先往復(約1時間8分)
1)歩行時間:8時間11分(休憩含む、穂先往復含まず)
2)歩行距離:約15.3Km(AMBIT3 PEAKより、穂先往復含まず)
3)累積高度:約+2098m/-76m(AMBIT3 PEAKより、穂先往復含まず)
4)その他:単独、百名山62座目

8/8に双六岳山頂から槍ヶ岳を仰ぎ、何とか今シーズン中に初登頂を果たしたいと考えた。ルートは多様だが、、、山小屋は一泊、、主脈(大喰岳~南岳)もゆっくり歩くとすれば、槍沢コースか飛騨沢コースとなる。今回は融通性・利便性を考えてシャトルバス(上高地起点)が不要な飛騨沢コース(新穂高起点)に決定して機会を待つ。
8月は中盤から不安定な天気が続き、下旬には台風10号が迷走しながら最後は東北を横断し大きな被害をもたらした。横断の翌日からは久しぶりに良い天気が続く予報で、幸運にも私の3連休と重なった。仕事の関係で仮眠をとる時間は無いので、初日は槍ヶ岳山荘までゆっくり登っていこう。退社後、準備を整えて前夜の23時に新穂高へ向けて車を走らせた。

新穂高センター穂高平小屋白出沢
早朝3時半に新穂高第3駐車場着。台風通過の翌朝なので駐車場は半分程度空いています。1時間ほど体を休めようと目をつぶると一瞬で出発予定の5時になってしまった。早々に準備を整え新穂高センターから右側の右俣林道へ向かう。
砂防工事現場を見送り、林道のゲートを越えて行く、右手に「夏山近道」と書かれた?古ぼけた標識があり、ショートカット道と思ったが、見送って林道をゆっくり進む。新穂高センターより1時間を要し穂高平小屋を通過、、先ほど抜いていった中年男女登山者が上着を脱いでいる。会釈して見送るが直ぐに抜き返される。柳谷を横切って奧穂高登山口に着くと再び・・・先ほどの男女登山者が一息ついていた。一言交わして見送る。彼らは、ここから奧穂高山荘へ登るとのこと。そして登山口より10分少々で白出沢着。沢を渡りながら笠ヶ岳方面を見上げると雲が切れてきた。山頂付近の雲もやがて吹き払わるだろう。

沢に架かる木橋を渡る@滝谷奧穂高付近の雲が吹き払われきたここで小休憩@槍平小屋
白出沢を渡ると道は山道となった。右俣谷の南側を沿う様に石の道を登る。ブドウ谷、チビ谷を横切っていくと避難小屋が建てたれた滝谷出合に到着。河原の沢を木橋で渡り、滝谷を見上げると雄滝が見える・・・残念ながらドームは雲で見えない。
白出沢を越えると少し勾配を増し標高を稼いでいく。上空は風が強いのだろうか?穂高岳辺りの雲が吹き払われてきた。南沢を渡り登っていくと緩やかな木道となり程なく槍平小屋に到着した。歩き始めて約4時間・・・ベンチに座って初めて一息つく。

ナナカマドがわずかに色ずく笠ヶ岳と抜戸岳・・・ガスが完全に払われた!頭上に槍ヶ岳山荘!
槍平小屋を後に歩き始める。頭上は既に快晴となり真夏の様に暑くなった。だがナナカマドが色づき始めて終わりゆく夏を告げているようである。勾配が増したので意識的にペースを落とす、しばらくすると・・・恥ずかしながら睡眠不足?眠気が出てきた。岩に座って水分を摂ってパンをかじり数分間深呼吸・・・歩き始める。
標高が2300mに近づくと穂高連峰の雲は完全に吹き払われ、展望が開けだした(乗鞍岳・焼岳笠ヶ岳・抜戸岳)。苦しいながらも足を進めると遥か頭上に槍ヶ岳山荘(こちら拡大)確認できた。アドレナリンが出たのか?もはや眠気など一切なくなった。救急箱が置かれた千丈沢乗越分岐で腰をおろして山々を見ながら(笠ヶ岳双六岳)、食事をとった。

三俣蓮華岳・薬師岳・鷲羽岳・水晶岳・・・次々と展望が開けていく千丈沢乗越分岐からはカール状の急斜面を登って飛騨乗越を目指す。苦しい足を一歩一歩進めるに従い、三俣蓮華岳、薬師岳、鷲羽岳、水晶岳・・・名山の展望が開けるさまは真に素晴らしい!そして双六岳の左に黒部五郎岳の山頂が顔を出すと程なく飛騨乗越着。槍ヶ岳と常念山脈の山々が目の前に広がりました。

槍ヶ岳山荘・槍ヶ岳と常念山脈飛騨乗越から主稜線を北に登りキャンプ場を越えると槍ヶ岳山荘は目前だ。新穂高より歩くこと8時間、、槍ヶ岳・常念岳を眺めながら槍ヶ岳山荘に辿り着いた。今日は13時半を過ぎても早朝と変わらないほどの素晴らしい視界が続いている。当初は翌朝に穂先アタックと考えていたが、この天候で登らないと言う選択肢はない。山小屋でヘルメットを借りアタックを開始する。

槍の穂先を見上げる@槍ヶ岳山荘槍ヶ岳山頂の祠明日歩く主稜線・・・背後には猛々しい穂高連峰@槍ヶ岳山頂
今日の穂先は登山者が少なく下から見ると登っている登山者を探すほどであり、落石の危険も感じなかった。高度感も含め事前調査程の難易度は感じなかった。唯一、、最初の梯子の上部の杭あたりが濡れていると厄介だろうか。但し、序盤の岩場でヨイショと登ると上方不注意で岩のデッパリにヘルメットの天辺辺りをコツンとやった。帽子だけだとタン瘤が出来ていただろう。
山頂には15人程の登山者が居たが、北寄りの風が強く殆どの方が座っていた。足元が悪いので確かに不安定で立っていると不安を感じる。登ってくると腰を落としながら山頂の祠まで移動して記念写真を撮る。私の順番が来ると前の方が私の雄姿を撮影して頂けるとのこと・・・お言葉に甘えた。雄姿を収めて頂いたら、明日歩く予定の主脈や穂高連峰等々360度の大展望を暫し楽しんだ。
鹿島槍ヶ岳~立山~薬師岳~黒部五郎岳方面(拡大山名付き
東鎌尾根と常念山脈方面(拡大山名付き
槍ヶ岳小屋と笠ヶ岳
西鎌尾根

無事に穂先登頂を果たし、16時前に山荘にチェックインした。今日は台風10号の翌日で加えて平日なので山荘は思いのほか空いていた。一階の大部屋の半分が空っぽ、明日の準備を整えたら玄関前のベンチで穂先や常念山脈を眺めてマッタリしたかったが冷え込みが強く、2階の談話室に移動し持参のウイスキーで17時の夕飯(ハンバーグ・・・美味かった)を待った。山荘は兎に角、空いていて落ち着きはらい寛げた。明日の快晴を祈って19時前に眠りに落ちた。
なお、最後にカメラの話・・・夏山では、、メインのカメラ(標準ズーム)はチェストに、サブのカメラ(マクロレンズ)は右脇の下辺りに各々バックに入れ提げて歩きている。しかし穂先登攀では安全を考えてメインカメラのみサブザックで山頂まで持参した。従って登攀中の写真は撮れず山頂からの展望のみの写真となった。次回はコンデジも持参することにしよう。

最後に今回歩いたルート(gpx)を地図に描きました。

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