鳥海山・・・名山の中の名山_2013.08.08

御室(鳥海山大物忌神社)より新山を仰ぐ鳥海山は昨年の秋に登頂を目指しましたが山頂近くにて濃い霧雨と強風となり、御室にて撤退を余儀なくされました。
今年の夏は何としても鳥海山登頂を果たしたいと思い、7月より東北地方の天気予報と睨めっこ状態です。しかしながら7月は梅雨前線が東北地方に居座って5回のチャンスはことごとく天候不良。8月のお盆休み直前まで待ってやっと決行となりました。
やはり思った通りの素晴らしい山でしたネ・・・山頂からの大展望は叶いませんでしたが、大雪渓、お花、ダイナミックな外輪山の風景、両手を使っての岩登り等々、山の醍醐味が沢山詰まった正に東北を代表する名山でありました(2013.08.08)。

<ルートと実績、ルートマップはここ
湯ノ台口(4:50)⇒滝の小屋(5:07)⇒河原宿(6:14)⇒大雪渓⇒あざみ坂⇒外輪山コース分岐(8:12)⇒伏拝岳(8:17)⇒行者岳(8:33)⇒新山分岐(9:01)⇒七高山(9:06-11)⇒新山分岐(9:14)⇒新山(9:53-10:05)⇒御室(10:29-47)⇒新山分岐(11:09)⇒外輪山コース分岐(11:40)⇒大雪渓⇒河原宿(13:10)⇒滝の小屋(13:55)⇒湯ノ台口(14:11)
1)歩行時間:9時間21分(休憩含む)
2)歩行距離:約13.1Km(eTrex30より)
3)累積高度:約1350m(eTrex30より)
4)その他:単独
*参考Webはこちら

湯ノ台口からの朝焼け前日の夜、仕事を終えて帰宅したら身支度して21時に家を出ます。関越道、北陸道、日本海東北道を乗り継いで7時間の運転にて早朝4時前に湯ノ台口に到着します。
車内で朝食をとって一息ついていたら、隣に停車している私より少し年配の男性の方に声をかけられました。埼玉の浦和から来られたようで今日は鳥海山、明日は月山に登頂するそうで、早々に出発されて行きました。
私も登山靴を履いて5時前に朝焼けの中、歩き始めました。小さな沢を渡り滝の小屋を越えて河原に沿って進んで行くと雪渓と白糸の滝が展望できます。この辺りから八丁坂と言う斜面となりハクサンシャジン、トウゲブキ、クルマユリ等々のお花を眺めながらの約1時間、、河原宿に到ります。

河原宿のお花畑に咲き乱れるチングルマ勾配が緩やかになると河原宿の小屋が見えてきます。河原にはニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、イワカガミ、チングルマ他の沢山の高山植物が咲き、その先には大雪渓が展望できます、、まるで山上の楽園の様相ですね。大雪渓は8月になっても長さ1Km程もあり、簡易アイゼンで歩いた方が疲労も少なく且つ安全です。600m程歩くと雪渓右際に現れた登山道へロープで誘導されます。そしてその先の小雪渓を横切ればルート一番の勾配・・・コバイケイソウやシャクナゲ等が咲き乱れるあざみ坂に差し掛かります。

外輪山分岐付近にて新山を展望あざみ坂を進み外輪山に達すると象潟口方面からの外輪山コースと合流します。そして伏拝岳(外輪山)へ進むと鳥海山頂付近の光景が目前に迫ります。中央には岩の塊のような新山、右に巻くように連なる外輪山、、、そして新山の岩に押しつぶされて今にも谷に滑り落ちそうな御室・・・実に雄大な風景ですね。

七高山より見る新山と御室まずは足元に咲き乱れる高山植物や雄大な新山の風景を眺めながらゆっくり外輪山を進み最高峰の七高山へ到ります。ここより眺める新山は雪渓を抱き更に猛々しく感じますね。そして七高山の少し手前から外輪山を一気に下って雪渓上部まで登り返したら岩山へのアプローチです。新山は大きな切り立った岩が複雑に積み重なっており岩に書かれた白いチョークの矢印に従い進むこととなります。山頂は数人が立てる程で目だだなくて人が立っていないと山頂と分からない程ですので霧などの視界不良時はルートロストに要注意と感じました。今日の山頂は終始靄っており日本海の展望は叶いませんでしたが、先ほど歩いた外輪山の風景を眺めながら一息つきました。

新山より御室へ下る岩道さて下山です。登りは東側から登って来ましたが、下山は南側へ・・・一旦下って正面に見える狭い岩の間をすり抜けるように登り返すと大岩の斜面の真下に御室が見えてきます。この急斜面をチョークの矢印に従い慎重に下ったら御室のベンチで昼食を摂りました。
今日はこれから千蛇谷を下って七五三掛から外輪山コースで戻る予定でしたが、徹夜運転後の登山は無謀だったようです、、体力が残ってませんね。・・・今日はおとなしく外輪山へ登り返して、つたってきた同じ道を帰ることとします。
そして帰路、、、、河原宿まで下って振り返ると大きな雪渓を抱いた美しい山容が印象的でした。さらに八丁坂まで下るとトウゲブキ咲く夏山の風景・・・これも実に良かったです。正に東北を代表する名山ですね。。。大変満足な気持ちで湯ノ台口まで下山しました。

鳥海山は高山植物でも有名ですね。時期が良かったのか、他の山々の高山植物に比べとても綺麗に花を咲かせいました・・・こちらからご覧ください。